シート関係
◆ストレッチファイバー

【用途】
①超軟弱地盤埋立覆土工②仮説、進入道路造成覆土工
③沈床マット(捨石、石積、消波ブロック、不等沈下防止)
④法面安定強化(盛土)
⑤飛砂防止
⑥防塵ネット
⑦都市河床覆土(シルト圧密表層砂礫)
⑧その他
【特性】
①強度に優れている②剪断抵抗が大である
③剛性が大である
④軽量である
⑤耐久性に優れている(耐候性、耐薬品性など)
【規格】
#4016 | #5016 | #4040 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
タテ | ヨコ | タテ | ヨコ | タテ | ヨコ | ||
引張強度 | kN/5cm (kgf/5cm) | 1.47 (150) | 1.47 (150) | 1.96 (200) | 1.96 (200) | 2.45 (250) | 2.45 (250) |
伸度(%) | 20 | 16 | 20 | 20 | 18 | 18 | |
目巾m/m | 1.5 | 1.5 | 1.2 | 1.2 | 4.0 | 4.0 | |
重量g/m2 | 130 | 150 | 170 |
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パイルネット工法(軟弱地盤における築堤の急送施工工法)

パイルネット工法の概要
パイルネット工法とは、軟弱地盤中に打設した木杭の頭部同士を連結し、その上部に土木用シートを敷設し、盛土を行う軟弱地盤改良工法です。 群杭効果により盛土荷重は直接軟弱地盤上に作用せず、深部に広範囲に分散作用するので不同沈下・すべり破壊・側方流動の発生を防ぎ、木杭・連結部材・土木用シート等の相乗効果により盛土の安定が図られます。パイルネット工法の特徴
1. 改良効果が大きい沈下抑止効果・すべり破壊防止効果・側方流動防止効果
2. 優れた施工性
施工が簡単で特殊技術を要しないので、施工管理も容易で急速施工が可能となり、工期の短縮が図れる。
3. 経済性
他工法と比較して圧倒的にコストが安い。
4. 環境評価
木材を利用することによりCO2の削減効果が期待できる。
◆ニコロンマットレス

【特徴】
①強いシートの強度と金網の強度が併され、高強度のマットレスです。
②腐食しない
シートは高分子化学の合成繊維であり、金網はアルミニウムメッキ線もしくは亜鉛-10%アルミニウム合金メッキ鉄線なので耐食性が極めて強く、特に海水中では亜鉛メッキ線に比べ格段に優れています。
③施工がらく
従来のシートに比較して非常に取り扱いやすく海中作業は金網の硬性のため寸法精度が正確になります。
④安定が良い
自重(3.3kg/m2)があるので、水中でも安定良く地盤に落ち着きます。
⑤フィルター効果がある
大きな捨石等は金網で受け細かい土砂はシートで止めます。しかもシートは透水性があるので水は通します。
【シートの物性】
ニコロンマットレスA | ニコロンマットレスB | 試験方法 | |||||
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タテ | ヨコ | タテ | ヨコ | タテ | ヨコ | ||
引張強さ | KN/3cm (Kgf/3cm) | 200 1.96 | 200 1.96 | 300 2.94 | 300 2.94 | JIS L 1096 A法(標準) | |
伸度(%) | 19 | 12 | 24 | 23 | |||
引裂強さ | KN/3cm (Kgf/3cm) | 70 0.68 | 70 0.68 | 80 0.78 | 80 0.78 | JIS L 1096 A-1法 | |
厚み | 0.9 | 0.5 | JIS L 1096 | ||||
透水係数 | 2.5×10-1 | 3.4×10-3 |

